ミュージアムはウレヴォールスタディオンの中にあります。
スタンドの下にはスーパーやら飲食店などが入っていますが、その一角にひっそりと「FOTBALLMUSEET」の 入り口が。
でも入り口はミュージアムと言うより普通の事務所（すみません、恥ずかしくて写真撮れませんでした・苦笑）。

恐る恐るドアを開けると、カウンターがあり、一応奥にはフットボールの本などが売られていたものの、やっぱりミュージアムと言う感じではない。だって入るところが見当たらないのよ・・・。
奥にいたお姉さんに何とか「見たいんだけど・・・」と説明すると、お姉さんはおもむろに電話を取り上げて、何やら話を始めた。話終わった後「OK」というので、料金を払い待っていると、お姉さんは鍵を出してきて、 部屋の右端にあった小さな扉を開けてくれた。

扉を入るとそこは薄暗い通路、そしてまた扉、そこも開けて外へ出ると、スタジアムの通路に出たのでした。通路を横切ってまた扉・・・そしてそこを開けるとようやく展示物が。
とにかくものすごい作りで・・・（苦笑）。
中に入ってゆくとスクリーンとスタンドを模した座席があり、「好きなところに座ってね」というお姉さんの言葉に従って適当に腰を下ろすと映像が始まりました。
それは試合開始前の選手たちの様子や、サポーターたちの姿をとらえたもので、「さあこれから戦うぞ！」という気分を盛り上げてくれるもの。一人だったからかなり恥ずかしかったものの、私も「さあ、行くぞ！」と先頭で飛び出してゆくキャプテンの姿にひそかにキャーキャー言ってました（笑）。
短い映像が終わると、お姉さんがまた現れ、「じゃあ、この先は好きなように見てね。後でウレヴォールの中とロッカールームが見られるから」と言い残して去っていきました。
これで本当に私一人・・・。

中の展示物に関しては、まあ・・・（笑）。でも思ったよりはかなり面白かったです。もっとひどいのを覚悟していたんで・・・。
ブラーテンの機体のレプリカにはちゃんと中に座席があってスクリーンでかつての代表たちの戦いの模様が流されています。私はついつい長居して、ボヒネンやヨステン兄ちゃん、ミュッゲンなどの姿に見入ってしまいました。
もちろん男子の代表だけでなく、実は男子より強い女子代表やノルウェーリーグなんかに関する展示もあります。
展示の中にノルウェーフットボールファンの部屋を再現したコーナーがあったのですが、ポスターが貼られ、ユニフォームか飾られ、カードが拡げられてるあの部屋、他人事とは思えなかったです（笑）。
展示の最後はロッカー（レプリカ）になっていました。そしてその先はまた扉。

これで本当にフランスへ行ったのかな？

スタジアムへ出る通路の壁には今までに戦った対戦相手のユニフォームと、その当時の代表メンバーの写真がたくさん飾ってありました。
もちろん私がかつてここで見た試合のも。
一通り見終わって外に出て、振り返ってみると、そこはノルウェーフットボール協会事務所の入り口だったりして（笑）。
NFFの玄関が出口だなんて、本当にスゴイ造りになってるミュージアムで。

誰もが面白いと思うとは言えませんが、私はかなり楽しめましたし、70クローネの価値はあったと満足しました。
ただもし行かれるんだったら、何人かで出かけられることをお勧めします。一人だと落ち着かないし、ガイドのお兄さんに申し訳なくってくってねぇ・・・。

FOTBALLMUSEETの公式サイトはこちら↓
http://www.fotballmuseet.no