参加しているチームのレベルは色々です。10歳から19歳までと参加範囲が幅広く、それぞれのカテゴリーに分かれているものの、どこでどんなチームが戦っているのか全く把握できません。
いやー、こんなに失点してて大丈夫かしらと思ったり(笑)、ほとんど大人と遜色ないチームもあります

レベルの差はありますが、フットボールを好きだという原点は同じはずです。
ホント、いいですよ、ボールと戯れる子供たち。
十数年後には腹の出たノルウェー親父になってしまうのかもしれないんですけどね。
でもその腹の出た肉体でボランティアの審判として走り回るオジサマもなかなかいい味出しておられました(笑)。

でも優勝を真剣に狙うチームがある一方、この大会は「参加することに意義がある」子供たちのためのサッカーのお祭りという意味もあるのです。

そしてこの大会は少年少女のためのサッカー林間学校という雰囲気もあります。
地方から参加したチームは、近くの学校を宿舎にしたり、キャンプ場にテントと寝袋で泊まったりしているようです。

はるか向こうにホルメンコーレンのジャンプ台が見えます。
(見えないか・笑)


その昔、ノルウェーカップに参加したことのあるルネ・ランゲ(現:ブルージュ)が「地元トロムソからオスロに旅行できて、雨が降って大変だったけど楽しかった」と言ってました(笑)


会場内には遊具施設も設置されていますし、 コンサートなども開催されています。
代表監督とアシスタントコーチ(スティグ)が来場しての講演会も企画されていました。

それに大体大会の期間中にスペシャルマッチが組まれます。
30周年記念の時は、VIFがマンチェスターユナイテッドと対戦しましたし、今年は何とVIF対94年アメリカW杯に出場した際のメンバー(通称ドリロズ)が再集結し、対戦するというドリームマッチが行われたのでした。
(いや、ホント見たかった、見たかった、見たかった〜!!)
その元ドリロズのメンバーの中にもノルウェーカップ経験者がたくさんいるのです。
ベルクとか・・・(あれ? 他は?笑)
出番を待つ子供たち。
自転車で来る人や、犬の散歩をする人もいてのどかな雰囲気。

今回は期間中にノルウェーリーグのVIF対リーンというオスロダービーもあり、VIFのブースの外でチケットが青空販売されいていました。
結構売れたみたいです。(でも主催のVIFが負けちゃった・・・笑)私ももっとゆっくり滞在できるのであれば、購入したかったんですけど・・・。

会場の少し奥まったところには大きなテントがあり、物販が行われておりました。
各スポーツメーカーがセールコーナーを設け、シューズやTシャツなどを販売。
結構掘り出し物があったので、ついつい私もお土産を物色してしまいました。
残念なのは、 ノルウェー(リーグ・代表)関係のグッズがなかったことです。どこに行ってもあんまりないんだなー。
他にも子供向けのお土産として、おもちゃやぬいぐるみなどのコーナーもありました。
はい、祭りですから(笑)。

ボール飛んで行け〜!!
巧いチームも、ちょっとな、というチームもあるけど。
男子よりも女子のほうが強い(実際、実績でも上)というノルウェーのこと、多数の女子チームも参加していました。
スケジュール的なものなのか、姿を見る割には試合をしている現場は見かけなかったんですよね、残念。
(7人制でプレーしているチームはありました)
ノルウェー女子強さの秘密を垣間見られるかと思っていたのですが・・・。
いや、でもノルウェー人女性は、たとえまだ少女でも力強いです。
それが強さの秘密かな・・・?



女子チームもたくさん参加。
あまりプレーする姿は見かけなかったけど。

名残惜しいけど、夕方リレストロームまでLSK対ヴィーキングの試合を観に行く予定にしていたので、昼過ぎに会場を去ることに(LSKのファン、熱くてなかなか面白かったです。)

私が現地に滞在したのは数時間のことなんですが、それでも自然に囲まれたフットボールのある風景というものに心癒されました。
ボーっとするのが好きな人、フットボールが好きな人にはお薦めです。

また行きたいな。
今度はもう少しゆっくりと。


結局優勝したのはどこのチームだったんでしょう?
(私にとってそれはさほど重要じゃないことで)


スポンサーやショップのテントでは食べ物やお土産を売ってます。
キティちゃんグッズコーナーもあったなー。

それにしても不思議なのは、こんなに素敵な大会があって、フットボールをする子供たちのための規則、親の心得なんていうのも出していて、フットボールスクールも各地で精力的に開催! しているのにも関わらず、どうしてこんなに弱い、最近のノルウェー代表!?

この大会の経験者の中からもたぶん将来の代表選手が出てくるでしょう。
強いということだけが、フットボールの全てではないけど、ファンとしては勝つところを見たいというのも本音なわけで。
地道な努力で、選手を育成していって欲しいものです。
いつの日かそれが実を結びますように。



                                   

りさねんねん ***  
ここのチームは結構いい試合してました。
思い切り逆光で撮っちゃったけど・・・(汗)
★ノルウェーカップの公式HPはこちら


2005年は7/31から8/6までの開催です。
  ★おまけ★地下鉄の車内にあったチーズの広告
”マンチェスターツアーを当てて、ソールシャーに会おう!!”
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